重本 譲
JOE SHIGEMOTO
ジョウクリニック 総院長 / 医療法人聖美会 理事長
総院長のプロフィールバストは形や大きさなどさまざまなお悩みがありますが、乳首が長い、乳輪が大きいと感じて悩んでいませんか?
「パートナーにどう思われるか気になる」
「下着から乳首が浮き出てしまう」
など、乳首の長さや大きさにコンプレックスを抱える方は少なくありません。
乳首が長い、大きいと感じる原因は、生まれつきの体質だけでなく、妊娠・授乳や加齢、ホルモンバランスの変化など、さまざまな要素が影響しています。
この記事では、乳首が長い・大きいと感じる主な原因と、セルフケアでできる対策、さらに美容整形による乳頭縮小術・乳輪縮小術について詳しく解説します。
「どうにかしたい」と思ったときに、どんな改善方法があるのかを分かりやすくご紹介します。
乳首の長さは日本人女性で平均7~10mm、直径が約1cm程度、乳輪の大きさは平均3.5cmほどといわれています。
そのため、平均以上に長かったり大きくなるのには原因があります。
主な原因について解説します。
バストの大きさや乳輪、乳首は遺伝によって決まる部分が大きい傾向にあります。
遺伝で生まれつきなため、自分ではコントロールしにくい部分です。
幼少期から乳首や乳輪が大きいと感じていた人は、両親のどちらかの遺伝の影響が大きいでしょう。
妊娠中はホルモンの影響によってバストも乳首も大きくなり、授乳期には赤ちゃんが乳首を見つけて吸いやすいようになるため、さらに大きくなり色も濃くなります。
また、赤ちゃんが吸う力は強いので、毎日の授乳で乳首が伸びて長くなってしまいます。
授乳期が終われば元に戻るため一時的な場合が多いですが、元に戻らないこともあります。
加齢でコラーゲンやエラスチンなどが失われて肌の弾力がなくなり、バストが小さくなってきます。
バストのサイズが変わっても乳首のサイズはそのままなので、乳首が大きくなったように見えてしまうのです。
また、更年期の影響で女性ホルモンのエストロゲンが減少し、バスト組織が変化して乳首が大きくなることもあります。
生理周期の影響や更年期などによってホルモンバランスが乱れ、乳首の大きさが変化することがあります。
また、ホルモンの影響で乳首が乾燥してかゆみが生じ、無意識に掻いてしまうことで炎症を起こして大きくなってしまうケースもあります。
乳首は体から出っ張っている部分なので、刺激を受けやすい部位です。
サイズの合わない下着や肌に合わない素材の服を使用していると、刺激が影響して炎症を起こし、大きくなることがあります。
乳首や乳輪は普段、洋服で隠されているので周りに見られることはありませんが、バストを露出するシーンや服装によっては目立ってしまう場合があります。
乳首・乳輪が目立ちやすいシーンを確認していきましょう。
ブラジャーのパッドが薄かったり、パッド付きのキャミソールなどは、場合によって乳首が目立ちやすいことがあります。
薄手の服でも目立ってしまうことがあるので、洋服やブラジャーの素材などに注意する必要があります。
入浴施設では全裸になって入るため、バストを人に見られることがあります。
同性しかいない空間なので、人と比べて乳首や乳輪のサイズが余計に気になってしまうかもしれません。
施設によってはタオルを持って入浴できないこともあるので、人から見られていないか気にする人は多いでしょう。
パートナーとの親密な場面ではバストを隠すわけにもいかないので、バストを見られるのが嫌で躊躇する人も多いでしょう。
自分では意識したことがなくても、場合によってはパートナーに指摘されて初めて気付く人もいます。
乳首の大きさや長さを改善するためには、下記のように原因に合わせたセルフケアで改善が期待できます。
しかしセルフケアだけでは限界があり、遺伝的な要素や加齢が原因の場合は難しいでしょう。
自己努力で改善できない場合は、美容整形での外科的施術で整える方法があります。
乳首や乳輪の大きさを変えるにはセルフケアだけでは限界があるため、美容整形で整える方法がおすすめです。
美容整形では外科的手術で乳首や乳輪の形やサイズを整えるため、理想的な仕上がりが期待できます。
乳首や乳輪の大きさに左右差がある場合でも対応できます。
乳首を小さくする「乳頭縮小術」、乳輪を小さくする「乳輪縮小術」について詳しく解説します。
乳頭縮小術は、乳頭の周囲を縮めたいサイズに合わせて切除して縫合し、乳頭の長さや直径のサイズを小さくできる施術です。
乳頭の長さだけを短くすることも、直径を小さくすることも、両方同時に行うことも可能です。
乳頭のサイズを変えるだけでなく、形も変えられます。
乳輪縮小術は、乳輪の外周または内周を切開して余分な皮膚を切除し、乳輪を小さくする施術です。
内周を切開すると傷痕が目立ちにくいですが、もともとのサイズや縮小するサイズ、範囲によっては外周を切除する場合があります。
バストに理想的な大きさがあるように、乳首もバストや全身に合った理想的なバランスがあります。
バストの美容整形には、乳首や乳輪の大きさを変えつつバストも大きくすることでバスト全体のバランスを整える豊胸手術や、陥没した乳頭を露出させる治療もあります。
2つの施術について詳しく解説します。
豊胸手術は、シリコンバッグや自己脂肪を注入してバストのサイズを大きくする施術です。
乳輪や乳首とのバランスを考慮して、バストのサイズを調整することが可能です。
バストが小さく乳輪や乳首が大きい場合は、バストだけを大きくして乳輪とのバランスを整える方法もあります。
陥没乳頭は乳頭が内側に凹んで埋もれている状態をいいます。
陥没乳頭の治療は乳頭を引き出して露出させて固定し、外観を整える施術です。
仮性陥没乳頭とよばれる軽度に近い中程度の陥没乳頭の場合、吸引機などで治療できる場合もあります。
陥没乳頭は乳首が長いことで生じる問題とは逆になりますが、産後に授乳しにくいデメリットがあるため、将来的に子供を生む予定のある方は早い段階での手術をおすすめします。
乳首、乳輪が大きくなる原因や対処方法について解説しました。
普段は周りから見られない部位ですが、自分では毎日見る部位なので余計に気になってしまうかもしれません。
セルフケアでの改善が期待できない場合や、美容整形で理想的なバランスに整えたい方はまずはクリニックでのカウンセリングをおすすめします。
悩みは人それぞれ異なります。
不安や疑問を一つひとつ解消し、納得したうえで施術を選べるよう、まずは専門医にご相談ください。
徳島大学卒業後、大手美容外科に入職。大手美容外科で院長を歴任した後、2003年にジョウクリニックを開業。銀座・大阪をはじめ全国5院展開中。
鼻整形や豊胸、脂肪吸引などの美容外科手術をはじめとする、幅広い治療を担当。豊富な症例数と他院ドクターへの技術指導、セミナーの開催実績が裏付ける国内随一の技術の持ち主。
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