重本 譲
JOE SHIGEMOTO
ジョウクリニック 総院長 / 医療法人聖美会 理事長
総院長のプロフィール「口元が突出している」「顎が無い」などのお悩みの方は、アデノイド顔貌(がんぼう)かもしれません。
自分からは見えない横顔ですが、印象に与える影響は大きく、気になってしまうのではないでしょうか。
アデノイド顔貌は見た目だけでなく、健康面でも悪影響を及ぼす可能性があります。
この記事では、アデノイド顔貌の特徴や美容外科による治療法について解説していきます。
自分はアデノイド顔貌なのか気になる方、治療方法を知りたい方はぜひご覧ください。
アデノイド顔貌は横向きになると特徴がわかりやすいです。
アデノイド顔貌の特徴と原因について見ていきましょう。
アデノイド顔貌とは、喉の上や鼻の奥に位置しているアデノイドが大きくなっている方に見られる特有の顔つきです。
下記がアデノイド顔貌の見た目の特徴です。
一般的には、アデノイドの肥大によって顔に現れた特徴の他、口呼吸が原因となる顔の特徴全体を指して「アデノイド顔貌」と呼ばれることが多いようです。
アデノイド(咽頭扁桃)とは、鼻の一番奥と喉の間の上咽頭にあるリンパ組織のかたまりのことを指します。
天然のフィルターとしての働きがあり、細菌やウィルスが体内に侵入するのを防ぎます。
アデノイド顔貌になるのは以下のような原因があります。
アデノイドの肥大によって鼻への空気の通り道が塞がれることで口呼吸になり、それが長期間続くとアデノイド顔貌独特の顔つきになっていきます。
通常、2歳頃から少しずつアデノイドが肥大し始め、6歳頃にピークを迎えるとされています。
口呼吸は口が開いている状態が続くため、口周りの筋肉の緩みや口腔悪習癖を引き起こします。
そのため、子供の頃の口呼吸が大人になっても続いていると、成長とともにアデノイド顔貌になりやすくなるのです。
さらに口呼吸は顔貌だけでなく噛み合わせを悪くすることもあるため、歯並びを悪くしたり、口がポカンと開いている開咬の原因にもなります。
口ゴボとアデノイド顔貌は、どちらも顔の骨格や筋肉の構造に関連する状態ですが、原因や特徴が異なります。
口ゴボは、上唇と下唇が前方に突出している状態を指します。
具体的には、上下の歯並びや顎の構造が原因で、口元が前に出て見えることが特徴です。
日本人やアジア人に多く見られる傾向があります。
上下の唇が突出し、口元がもっこりとしていることから口ゴボと呼ばれますが、口ゴボは医学用語ではありません。
アデノイド顔貌と口ゴボの違いは、下の通りです。
それぞれの原因や治療法が異なるため、専門医による診断と治療が必要です。
アデノイド顔貌のセルフチェックは、いくつかのポイントを基に確認できます。
以下にセルフチェックの方法を紹介しますが、最終的には専門医による診断が必要です。
もしこれらのセルフチェックポイントに該当する項目がいくつかある場合、診察を受けることをおすすめします。
アデノイド肥大が顔の成長や健康に影響を与える前に、早期に治療を開始することが重要です。
アデノイド顔貌は自力で治せるのか、結論から言うと大人になってからでは難しいでしょう。
骨格が成長途中の子供であれば、骨がまだ柔らかいため治せるかもしれませんが、大人になると骨格が固まってしまうため自力で治すのは簡単ではありません。
アデノイド風貌の特徴が出始めた時期から、口呼吸に気を付けるなどの対策を取ることができれば防げるかもしれません。
アデノイド顔貌は適切な治療を受ければ改善できることがあります。
2つの治療方法をご紹介します。
軽度のアデノイド顔貌は歯列矯正治療によって症状の改善ができます。
特に、歯並びや噛み合わせの悪さが原因によるアデノイド顔貌には歯列矯正がおすすめです。
全部矯正というすべての歯に装置を装着して行う歯列矯正では、上下顎すべての歯を整えられます。
歯並びが整うだけでなく、虫歯や歯周病のリスクを減らせるメリットもあります。
中度〜重度のアデノイド顔貌の場合は、美容外科手術で症状を改善します。
「顎プロテーゼ挿入」という医療用のシリコンを顎に挿入し、顎を形成する施術です。
顎を適切に突出させることでバランスのよい輪郭にします。
ジョウクリニックの顎プロテーゼ挿入は、「顎のない顔」の顎をプロテーゼ(医療用シリコン)を挿入することで形成する施術です。
横顔に美しい凹凸を作り出し、鼻先と顎先を結んだEラインを作ります。
吸収されないプロテーゼを使用することで、トラブルがない限り長期間効果を保つことができます。
ひとり一人の骨格や理想的な輪郭に合わせて、オーダーメイドのプロテーゼにも対応しています。
ジョウクリニックでは「顎プロテーゼ挿入」にプラスしたコンビネーション施術をおすすめしています。
顎を形成しながら鼻も整えて横顔美人にしたい方、唇にボリュームを出して口元を華やかにしたい方は、下記のようなコンビネーション施術で理想に近づくことが可能です。
アデノイド顔貌の方は、顎だけでなく鼻の骨も小さい場合が多くあります。
鼻の高さがないと顎だけを形成しても顔のメリハリがないため、せっかく施術を受けたのに物足りないと感じる方もいます。
横顔美人の条件であるEラインを整えるために、顎と同時に鼻にプロテーゼを挿入することで、総合的にラインを形成できます。
メンテナンスも同時にできるメリットもある施術です。
顎が後退したり極端に小さい方の場合、唇のバランスも悪くなっている場合が多くあります。
顎にプロテーゼを挿入して形成し、唇にヒアルロン酸・脂肪を注入してボリュームを出す方法がおすすめです。
アデノイド顔貌は上唇だけが厚くなる、下唇が突出していることがあるため、バランスを見てボリュームを加えることでEラインを作れます。
唇にはヒアルロン酸、自己脂肪の注入が可能です。
ジョウクリニックでのアデノイド顔貌の治療は、プロテーゼを挿入して顎を形成します。
ただ形成するだけでなく、正面や横顔のバランスを見ながらひとり一人の骨格や理想的な輪郭に合わせることができます。
専門カウンセラーと経験豊富な医師による本格的なカウンセリングで、最適な治療方法をご提案します。
自分がアデノイド顔貌なのか気になる方、アデノイド顔貌を改善したい方は、ぜひジョウクリニックにご相談ください。
徳島大学卒業後、大手美容外科に入職。大手美容外科で院長を歴任した後、2003年にジョウクリニックを開業。銀座・大阪をはじめ全国5院展開中。
鼻整形や豊胸、脂肪吸引などの美容外科手術をはじめとする、幅広い治療を担当。豊富な症例数と他院ドクターへの技術指導、セミナーの開催実績が裏付ける国内随一の技術の持ち主。