重本 譲
JOE SHIGEMOTO
ジョウクリニック 総院長 / 医療法人聖美会 理事長
総院長のプロフィールお家にいる時間が多いこの時期に、気になるお肌のケアに本気で取り組んでみませんか?
今回は、年齢を重ねるごとに気になってくる「シミ」について深堀りしていきたいと思います!
シミとは、皮膚内で作られるメラニンという色素が沈着したものです。
長年紫外線を浴び続けることで肌がダメージを受け、皮膚細胞の再生能力が低下、メラニンを外に排泄する力が弱くなってしまいます。
また、たばこやストレスは老化を促す原因の一つである活性酵素を増やします。
この活性酵素がメラノサイトを刺激してメラニンの過剰産生を起こしやすくします。
多くの原因は紫外線によるものですが、遺伝やホルモンバランスが原因で起こりえるものもあります。
多くのシミがこのタイプ。日光性黒子、老人性色素斑ともいわれます。
淡褐色~濃褐色の色素斑で、顔以外にも手、背、前腕、上背などの露出部に多く見られます。
特に中年以降に増え、主に紫外線が原因とされています。
おすすめ治療法
いわゆる”ソバカス”です。
直径数ミリ以下の丸い斑点のような顔に生じる茶褐色の小さな斑点で、頬や鼻の周りなどに多く出ます。
遺伝性が強く、3歳ごろから見られ、思春期に特に目立つようになります。
おすすめ治療法
やけど、ニキビ、化粧品かぶれなどによる肌の炎症が治った後に生じる褐色のシミです。
年齢・性別・部位に関係なくできますが、時間とともに徐々に薄くなることが多いです。
おすすめ治療法
女性の顔に多く生じるシミで、妊娠・経口避妊薬などにより誘発あるいは悪化するので、女性ホルモンが関連して発症するといわれています。
紫外線で少し悪化し、薄い褐色でやや大きく、頬骨に沿って左右対称にできるのが特徴的です。
高齢者ではほとんど見られません。
おすすめ治療法
後天性真皮メラノサイトーシスは、両頬に斑状で比較的暗い色のアザです。
額の両端、頬骨部、鼻翼部などに、直径1-3 mmの色素斑が、いくつかまとまって出現するアザの一種です。
両側性遅発性太田母斑様色素斑と呼ばれることもあります。
おすすめ治療法
ワンランク上の美肌治療として、レーザーと併用して「ピーリング治療」もおすすめです。
日焼け止めは一年中使用しましょう。
日差しが強い季節は、日傘や帽子、サングラス、UVカット加工の衣類を併用するのがおすすめです。
体の中から皮膚の新陳代謝をうながすために、皮膚や細胞の原料となるたんぱく質や、ビタミン、ミネラル類をバランスよく摂取するようにしましょう。
また、L-システインやビタミンCなど、メラニン色素の産生や蓄積を防ぐ栄養素も積極的に摂るようにしましょう。食事から摂ることが難しい場合は、サプリメントなどの利用もおすすめです。
(当院でもU・Vlock、クリスタルトマトなどのサプリメントを取り扱っております。)
きちんとした睡眠を十分にとり、ストレスをためないようにすることも肌の健康維持には欠かせません。
また、喫煙習慣のある人は禁煙を心がけ、肌へのダメージを減らすようにしましょう。
徳島大学卒業後、大手美容外科に入職。大手美容外科で院長を歴任した後、2003年にジョウクリニックを開業。銀座・大阪をはじめ全国5院展開中。
鼻整形や豊胸、脂肪吸引などの美容外科手術をはじめとする、幅広い治療を担当。豊富な症例数と他院ドクターへの技術指導、セミナーの開催実績が裏付ける国内随一の技術の持ち主。
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