皆さんは、30代以降シミや肝斑が増えてきたと感じていませんか?
加齢によってシミは増えていきますが、肝斑は30~40代で悩むことが多いのです。
そして、その症状は50代後半まで続きます。
年齢とともに現れ、セルフケアはかなり難しいですよね。
今回は、そんな肝斑にお悩みな方に治療法を含め、詳しく解説していきます。
肝斑はシミとは違う?
簡単に言うと、顔のシミには6種類あります。その中の1種類が肝斑です。
- 老人性色素班
- 脂漏性角化症(老人性のイボ)
- 肝斑
- そばかす
- ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)
- 炎症性色素沈着
シミの治療が厄介な点は、種類が多く、それぞれの種類に合わせて適切な治療を選択しないと効果がなく、かえって悪化させてしまうことです。
では、どうしたらいいのでしょう?次にシミの一種、肝斑について説明していきます。
肝斑の特徴
- 女性に症状が出ることが多い(男女比1:14)
- 年齢は30~40歳代
- 頬骨の部分、おでこ、口周り
- もやもやとした協会のはっきりしないシミで、左右対称に出る
- 大きさはさまざま
- シミの色は茶~こげ茶
- シミが薄くなったり濃くなったりと、症状に変動が見られる
自分でシミの種類を見分けることは困難です。
シミのように見えても皮膚がんということもあり得るので、医療機関を受診してみましょう。
専門医に悪性の疑いはないか、どのタイプのシミなのかを診断してもらい、最適な治療をするのがベストの方法です。
肝斑を悪化させる要因
現段階では根本原因はわかっていません。
ただ、肝斑を悪化させる要因はわかっているので、これから説明していきます。
女性ホルモン
妊娠中や経口避妊薬を服用している人はできやすい傾向にあります。
生理の周期に肝斑が濃くなったり、薄くなったりすること、閉経後に徐々に改善することから女性ホルモンが関係していると考えられます。
紫外線
直接の原因ではありませんが、長期間浴び続けると肝斑の誘因になり、悪化させる要因になります。
乾燥
肌が乾燥すると皮膚のバリア機能が破壊され、それが悪化させる要因になってしまいます。
摩擦
洗顔やメイク、クレンジング、マッサージなどの際にごしごし肌をこすりすぎると、その摩擦が原因で皮膚のバリア機能が破壊され、肝斑を悪化させる要因になります。
ストレス
ストレスによって生理の周期が乱れたり、ホルモンバランスが崩れると悪化することがあります。
肝斑の治療方法
根本原因がわかっていない為、確実な治療方法はありません。
そのためこれ以上悪化をさせないための治療方法を紹介していきます。
内服薬
最もポピュラーで手頃な治療法は、トラネキサム酸という飲み薬です。
美白効果を高めるためにトラネキサム酸に加え、ビタミンCも合わせて飲むと良いでしょう。
そのため血中コレステロールが高い方や動脈硬化がある方、脳梗塞や心筋梗塞など欠陥が詰まる病気のある方は使用できません。
また、ほかの病気の治療で、すでに出血剤を飲んでいる方がトラネキサム酸を飲むと、血管が詰まってしまう危険性があるので注意が必要です。
外用薬
肌に塗る美白剤はアルプチン、エラグ酸、コウジ酸、プラセンタエキスなどいろいろありますが、最も強力な美白作用を示すのはハイドロキノン。
ケミカルピーリング
ケミカルピーリングにより、古い角質を除去することで肌のターンオーバーが促進し、表皮中のメラニンの量も減少させる効果があります。
イオン導入、メソナJ
皮膚には強力なバリア機能があり、皮膚の表面に美白剤を塗っただけではなかなか効率よく浸透しません。
そこで、電気の力などの作用を利用して、美白成分を皮膚内部に浸透させます。
レーザートーニング
皮膚内部のメラニン色素を破壊する方法で、周囲の皮膚を傷つけたりせず、傷痕が残らずメラニン色素のみに作用します。
幹部はかさぶたとなって時間の経過とともに剥がれ落ちます。
まとめ
ここまで肝斑について解説してきましたが、まずは医療機関で専門医に診てもらい、自分に合った治療をしていくのがオススメです。
肝斑を悪化させないためにも早めの治療をし、専門医と一緒に改善していきましょう!
詳しく知りたい方、少しでも気になった方は是非カウンセリングへお越しください!
