重本 譲
JOE SHIGEMOTO
ジョウクリニック 総院長 / 医療法人聖美会 理事長
総院長のプロフィール皆さんは、30代以降シミや肝斑が増えてきたと感じていませんか?
加齢によってシミは増えていきますが、肝斑は30~40代で悩むことが多いのです。
そして、その症状は50代後半まで続きます。
年齢とともに現れ、セルフケアはかなり難しいですよね。
今回は、そんな肝斑にお悩みな方に治療法を含め、詳しく解説していきます。
簡単に言うと、顔のシミには6種類あります。その中の1種類が肝斑です。
シミの治療が厄介な点は、種類が多く、それぞれの種類に合わせて適切な治療を選択しないと効果がなく、かえって悪化させてしまうことです。
では、どうしたらいいのでしょう?次にシミの一種、肝斑について説明していきます。
自分でシミの種類を見分けることは困難です。
シミのように見えても皮膚がんということもあり得るので、医療機関を受診してみましょう。
専門医に悪性の疑いはないか、どのタイプのシミなのかを診断してもらい、最適な治療をするのがベストの方法です。
現段階では根本原因はわかっていません。
ただ、肝斑を悪化させる要因はわかっているので、これから説明していきます。
妊娠中や経口避妊薬を服用している人はできやすい傾向にあります。
生理の周期に肝斑が濃くなったり、薄くなったりすること、閉経後に徐々に改善することから女性ホルモンが関係していると考えられます。
直接の原因ではありませんが、長期間浴び続けると肝斑の誘因になり、悪化させる要因になります。
肌が乾燥すると皮膚のバリア機能が破壊され、それが悪化させる要因になってしまいます。
洗顔やメイク、クレンジング、マッサージなどの際にごしごし肌をこすりすぎると、その摩擦が原因で皮膚のバリア機能が破壊され、肝斑を悪化させる要因になります。
ストレスによって生理の周期が乱れたり、ホルモンバランスが崩れると悪化することがあります。
根本原因がわかっていない為、確実な治療方法はありません。
そのためこれ以上悪化をさせないための治療方法を紹介していきます。
ケミカルピーリングにより、古い角質を除去することで肌のターンオーバーが促進し、表皮中のメラニンの量も減少させる効果があります。
皮膚には強力なバリア機能があり、皮膚の表面に美白剤を塗っただけではなかなか効率よく浸透しません。
そこで、電気の力などの作用を利用して、美白成分を皮膚内部に浸透させます。
最もポピュラーで手頃な治療法は、トラネキサム酸という飲み薬です。
美白効果を高めるためにトラネキサム酸に加え、ビタミンCも合わせて飲むと良いでしょう。
肌に塗る美白剤はアルプチン、エラグ酸、コウジ酸、プラセンタエキスなどいろいろありますが、最も強力な美白作用を示すのはハイドロキノンです。
皮膚内部のメラニン色素を破壊する方法で、周囲の皮膚を傷つけたりせず、傷痕が残らずメラニン色素のみに作用します。
幹部はかさぶたとなって時間の経過とともに剥がれ落ちます。
光エネルギー(IPL)と高周波エネルギー(RF)を組み合わせたW効果によりお肌のターンオーバーを促進し、奥深くまで熱エネルギーを届けられます。
「SR」を用いるフォトRF治療は、痛みの少ない効果的で安全な治療が可能です。
ビタミンやトラネキサム酸などの美容成分を、体の中から即効補給する気軽な治療方法です。
レーザーやピーリングなどの施術と併用してより効果アップが期待できます。
ここまで肝斑について解説してきましたが、まずは医療機関で専門医に診てもらい、自分に合った治療をしていくのがオススメです。
肝斑を悪化させないためにも早めの治療をし、専門医と一緒に改善していきましょう!
徳島大学卒業後、大手美容外科に入職。大手美容外科で院長を歴任した後、2003年にジョウクリニックを開業。銀座・大阪をはじめ全国5院展開中。
鼻整形や豊胸、脂肪吸引などの美容外科手術をはじめとする、幅広い治療を担当。豊富な症例数と他院ドクターへの技術指導、セミナーの開催実績が裏付ける国内随一の技術の持ち主。
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