重本 譲
JOE SHIGEMOTO
ジョウクリニック 総院長 / 医療法人聖美会 理事長
総院長のプロフィールニキビは思春期にできるものだと思っていたのに、大人になってもできる…
と思っていませんか?実は「思春期ニキビ」と「大人ニキビ」は違います。
ニキビの原因も発生する場所も違うため、もちろんスキンケアも異なります。
それは、思春期ニキビと大人ニキビでは、ホルモンバランスが違うからです!
大人ニキビには「大人ニキビのためのケア」が必要なのです。
ニキビの種類や症状の違いを知って、自分のニキビに合った正しい治療方法を見極めていきましょう!
ニキビにはいくつか種類があり、
・白ニキビ
・黒ニキビ
・赤ニキビ
・黄ニキビ
・ニキビ跡
など、症状によってニキビの状態をある程度判断することができます。
ニキビの初期段階が白ニキビ。
毛穴を塞ぐように角質が溜まり、皮脂が毛穴の中で詰まって肌表面がプツプツとしている状態。
まだ炎症を起こしているわけではないため、痛みはない。
白ニキビが参加した状態が黒ニキビ。
毛穴内部に溜まった皮脂が肌表面に出て、空気に触れて黒く酸化し、黒く見える。
まだ炎症を起こしているわけではないため、痛みはない。
ただ、放置しておくと炎症につながるので注意が必要。
白ニキビや黒ニキビが悪化して赤くはれ炎症が起きた状態が、赤ニキビ。
毛穴の中で増殖したアクネ菌が炎症を起こし皮膚が赤く盛り上がる。
無理に潰したりすると炎症が広がったり、悪化してしまうとニキビ跡が残ってしまう可能性が高いため、安易に触ったり爪でつぶしたりはしないことが大切。
赤ニキビから炎症が進み真皮内に膿が溜まって大きく腫れた状態が、黄ニキビ。
毛穴の壁を崩壊し、真皮まで凹んだクレーター状のニキビ跡を残すため、皮膚科での適切な処置を受けることが望ましい状態。
ニキビができた後にできるニキビ跡は、毛穴の周辺に瘢痕があって毛穴が開いたような状態のニキビ跡や、毛穴の周辺まで広がったクレーター状のものなど、大きさによってタイプが異なる。
通常は新生児の皮脂量は多く、乳児以降学童期までは皮脂量が少ないと言われていますが、第二次成長期に当たる13歳から18歳頃までは、女性も男性も成長ホルモンや男性ホルモンの分泌量が急激に増加します。
この男性ホルモンが皮脂腺を刺激して、皮脂分泌を活発にすることから、排出しきれずに残った皮脂が、古くなった角質などと混ざり毛穴を詰まらせてしまいます。
これが思春期ニキビの始まりです。
さらに、詰まってしまった毛穴の中でアクネ菌が増殖すると、赤い炎症性のニキビになります。
思春期ニキビは、90%以上の思春期男女が経験すると言われているいますが、第二次成長期が終わり、皮脂の分泌が正常になると自然にニキビも発生しなくなります。
発生場所 → 額~鼻のTゾーン
大人ニキビの発症原因は、皮脂の過剰分泌だけではなく、ターンオーバーの乱れや、バリア機能の低下による角化異常などもあげられます。
また、化粧品やメイクによる毛穴の詰まりのほか、女性ホルモンが影響して生理前後に悪化するケースもあります。
上記の原因に加え、ストレスや睡眠不足、偏食など、生活習慣が悪化因子となっている場合も多く、大人ニキビは多くの場合なかなか治らず繰り返してしまいます。
大人ニキビの対策は生活習慣を見直しつつ、正しいスキンケアを行うことが大切です。
発生場所 → 顎~口周りのUゾーン
こんな悩みを持っている人におすすめ!!
徳島大学卒業後、大手美容外科に入職。大手美容外科で院長を歴任した後、2003年にジョウクリニックを開業。銀座・大阪をはじめ全国5院展開中。
鼻整形や豊胸、脂肪吸引などの美容外科手術をはじめとする、幅広い治療を担当。豊富な症例数と他院ドクターへの技術指導、セミナーの開催実績が裏付ける国内随一の技術の持ち主。
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