【切らない脂肪吸引とは?】切る脂肪吸引との違いや、向いている人はどんな人?

【切らない脂肪吸引とは?】切る脂肪吸引との違いや、向いている人はどんな人?
公開日:2023/11/08更新日:2023/11/08

【切らない脂肪吸引とは?】切る脂肪吸引との違いや、向いている人はどんな人?

脂肪吸引には皮膚を切開する方法の他に、皮膚を切らない施術法があるのをご存じですか?
熱や冷却、薬剤で脂肪細胞を減らすよう促す施術について詳しく解説します。
切らない脂肪吸引をお望みの方はぜひ、チェックしておいてください。


切らない脂肪吸引は3種類

切らない脂肪吸引

脂肪は気になるけれど、顔や身体にメスを入れたくない。
そんな方に、切らない脂肪吸引の方法を3つご紹介します。
高度なスキルとマシンを使う、美容整形ならではの施術法をみてみましょう。

①熱で脂肪を除去

熱で脂肪を除去

脂肪に熱を照射し、脂肪細胞を破壊します。
細胞そのものの数が減ってしまうので、リバウンドしにくいです。
超音波や高周波で照射する脂肪除去法は、熱破壊をするマシンやダメージで脂肪を小さくするマシンなど、いくつかの方法があります。

HIFU(ハイフ)

代表的な施術法は「High Intensity Focused Ultrasound」、通常HIFU(ハイフ)です。
ウルセラ」など脂肪細胞に熱エネルギーを与える機器で高密度焦点式超音波を利用し、細胞を破壊。
脂肪細胞が少なくなりサイズダウンしていきます。
主に顔のたるみやシワ対策に使われる施術法なので、小顔になりたい方にも人気です。
ボディにも使用できますが、軽い痛みが発生することも。
数日で自然に治るので、長いダウンタイムを気にしたくない方にもおすすめです。
施術当日からシャワーも可能で、日常生活にもほぼ支障がない施術法です。

②脂肪細胞を冷却・破壊

脂肪細胞を冷却・破壊

脂肪細胞を冷却し、細胞を凍らせて死滅させる施術法です。
脂肪は4℃で凍るため、体内の水分が凍ることはありません。
脂肪に適した温度で冷却し、脂肪細胞だけを破壊していきます。
熱照射同様に細胞の数が減るため、リバウンドしにくい施術法です。

クールスカルプティング(冷却)

脂肪細胞を冷却・破壊する施術法は「クールスカルプティング」になります。
水が凍る温度は0℃。
脂肪が凍るのは4℃のため、温度差を利用して脂肪細胞だけを凍らせます
凍った脂肪は細胞死(アポトーシス)してしまい、老廃物として体外へと流されてしまうように。
余分な脂肪細胞を自然と除去することで少しずつ脂肪減少させることを狙う、次世代型の脂肪凍結痩身法です。
ダウンタイムには数日かかり、腫れや赤みなどの症状が出ることも。
そのため、激しい運動も控えなければなりません。
翌日から日常生活はおくれますが、心配な方は施術翌日に休息日を設けた方が良いでしょう。

③脂肪を溶かす

脂肪を溶かす

体内にある脂肪に薬液を注入し、脂肪を溶かしてしまいます
注射にて注入するので、跡が残りにくいです。
ダウンタイムや施術時間も短く済むので、忙しい方にも適しています。
薬液が脂肪に働きかけるまでには時間がかかるので、速効でダイエット効果を感じるのが難しいかもしれません。
1回では思うような効果が得られない場合もあります。

脂肪溶解注射

BNLS(脂肪溶解注射)」と呼ばれ、注射器で注入するだけ。
ダウンタイムも1日ほどで済み、翌日からは普通に日常生活がおくれます。
注射針の跡は残りにくく個人差にもよりますが1日たてば消えます
当日だけ激しい運動や飲酒を我慢すれば、次の日からは仕事に行くことも可能です。
ピンポイントに脂肪にアプローチするので、太ももなどの大きな部位だけでなく、薬液の量を調整しながらフェイスラインなどの繊細な部位の痩身も叶えます。

併用するとおすすめの痩身施術

併用するとおすすめの痩身施術

脂肪吸引とは異なりますが、美容整形ならではの痩身施術は他にもあります。
併用するとより理想のボディラインに近づきやすくなるので、より確かなダイエット効果を望む方にもおすすめです。

GLP-1ダイエット注射

定期的にGLP-1が含まれる注射を打つと、自然と食欲がコントロールされます。
食べ過ぎを防ぎつつ、痩せるホルモンの働きにより、血糖値をコントロール
自宅で安全にできる注射なので、クリニックに通う暇がない方にもピッタリです。

リベルサス(内服)

リベルサスは2021年に発売された経口薬であり、GLP-1ダイエット注射と同じ作用があります。
空腹感が減るので、食事量が自然と減らせるように。
身体の代謝が上がり、太りにくい痩せ体質へと導きます。
服用は1日1回。
食事を変える、運動を始めるという手間もありません。
注射が苦手な方にもおすすめです。

適応部位について

適応部位

切らない脂肪吸引は、全身どこでも施術が可能です。
切る脂肪吸引は治療できない部位もあるため、範囲は切らない方が広いといえるでしょう。
機器にもよりますが、顔や首の後ろなどが可能なことも。
適応部位の詳細については、クリニックにて確認してみてください。

切る脂肪吸引との比較

切る脂肪吸引との比較

切らない施術法は切る脂肪吸引よりも気軽に施術が受けやすく、ダウンタイムが短いのが特徴です。
さらに切る脂肪吸引との違いについて、詳しく比較してみましょう。

切る脂肪吸引と切らない脂肪吸引には、いくつかの違いがあります。
自分には切らない脂肪吸引が向いているのかについて、考えてみましょう。

ダウンタイム

切らない脂肪吸引の方が圧倒的にダウンタイムは短くて済みます
脂肪にアプローチするといっても、体外から熱照射や冷却、薬剤を注入するのみとなるため、内臓や毛細組織まで傷つけるリスクはありません。
皮膚表面に赤みや注射針が残っても目立ちにくくしばらくすればおさまります
いっぽうで切る脂肪吸引は体内にある血管を傷つける、または麻酔のリスクもあるため、身体への負担は大きいといえるでしょう。
腫れや内出血が現れる場合も多く、筋肉痛のような痛みが生じることも少なくありません。
ダウンタイムには個人差がありますが、脂肪の吸引量が多い場合などには回復するまでに時間がかかり、完全に治るまで2~3ヶ月必要とするケースもあります。

除去できる脂肪の量

大量の脂肪を除去できるのは、一度にたくさんの脂肪を吸引できる、切る脂肪吸引です。
切らない脂肪吸引では一度に多くの脂肪を除去することが難しいもの。
そのため大量の脂肪吸引を必要とせず、理想のボディラインに整えたい方に適しています。

効果を実感するまでの期間や治療回数

一度の施術で効果が感じられるのは、切る脂肪吸引です。
切らない脂肪吸引は施術後から徐々に体内に作用し、少しずつ脂肪の減少が感じられるようになります。
脂肪量や部位によっては治療回数が数回かかることもあるので、期間には余裕を持った方がいいでしょう。
切る脂肪吸引の方が早期に変化を感じられるものの、ダウンタイムが長めなので、早くても1~2ヶ月しなければ安定しません。
結果的に、切らない脂肪吸引の効果があらわれる期間までと大差ないケースもあります。

まとめ

まとめ

切らない脂肪吸引は切るよりも身体への負担が少なくダウンタイムも短くて済むというメリットがあります。
効果があらわれるまでには時間がかかりますが、急ぎでない場合には安心して受けられる施術といえるでしょう。
どの施術が向いているのかは部位や脂肪量などにもよるため、カウンセリングにてお気軽におたずねください
併用できる施術などもチェックし、理想のボディメイクが叶えられるよう、自分にあった方法で効率良くダイエットを進めていきましょう。

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記事の監修医師

重本譲総院長

重本 譲

JOE SHIGEMOTO

ジョウクリニック 総院長 / 医療法人聖美会 理事長

総院長のプロフィール

徳島大学卒業後、大手美容外科に入職。大手美容外科で院長を歴任した後、2003年にジョウクリニックを開業。銀座・大阪をはじめ全国5院展開中。
鼻整形や豊胸、脂肪吸引などの美容外科手術をはじめとする、幅広い治療を担当。豊富な症例数と他院ドクターへの技術指導、セミナーの開催実績が裏付ける国内随一の技術の持ち主。

認定医資格
豊胸認定医/金の糸美容法認定医/サーマクール認定医/ミラクルリフト認定医
所属学会
日本美容外科学会正会員/日本美容外科医師会正会員/2013年アジア国際美容外科学会正会員
この記事は2023/11/08に公開された記事です。
最新情報はオフィシャルサイトをご確認ください。

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