重本 譲
JOE SHIGEMOTO
ジョウクリニック 総院長 / 医療法人聖美会 理事長
総院長のプロフィール![]()
「黒目の下に白目が見えて、目つきが気になる」
「三白眼は、性格がきつく見えるって本当?」
「メイクや美容整形で目立ちにくくできる?」
このようなお悩みや疑問はありませんか?
三白眼(さんぱくがん)とは、正面を向いたときに、黒目の左右だけでなく、上または下にも白目が見える目の形を表す言葉です。
三白眼は、その方らしい印象的な目もとの一つであり、見えている白目の範囲だけで病気や性格を判断することはできません。
一方、以前は見られなかった白目が急に目立ってきた場合や、左右差、目の乾燥、痛み、見え方の変化を伴う場合は、まぶたや眼球の状態を確認する必要があります。
この記事では、三白眼とはどのような目なのか、上三白眼と下三白眼の違い、主な原因、目もとの印象を整える方法、医療機関へ相談したい症状まで詳しく解説します。

一般的に、正面を見たときの白目は黒目の左右に見えます。
三白眼は、黒目の左右に加えて、黒目の上側または下側にも白目が見えている状態です。「三方向に白目が見える」ことから三白眼と呼ばれています。
三白眼は日常的に使われる見た目の呼び方であり、それ自体が正式な病名というわけではありません。
医学的には、黒目の上や下に白目が見える状態を「強膜露出(scleral show)」と表すことがあります。
白目の見え方は、黒目の大きさだけで決まるものではありません。
上まぶた・下まぶたの位置、目の開き方、眼球の突出度、目の周囲の骨格、視線、表情などによっても変わります。
生まれつきの目の形として白目が見えている場合も多く、痛みや見え方の異常がなければ、必ずしも治療が必要な状態ではありません。

三白眼は、白目が見える位置によって「上三白眼」と「下三白眼」に分けられます。
| 種類 | 白目が見える位置 | 主な見え方 |
|---|---|---|
| 上三白眼 | 黒目の上側 | 上まぶたと黒目の間に白目が見える |
| 下三白眼 | 黒目の下側 | 下まぶたと黒目の間に白目が見える |
上三白眼は、黒目の上側に白目が見えるタイプです。
上まぶたが高い位置にある、目の開きが強い、眼球が前方へ出て見えるなど、複数の要因が関係します。
驚いたような表情や、視線を下げた状態でも一時的に上側の白目が見えることがあります。
下三白眼は、黒目の下側に白目が見えるタイプです。一般に「三白眼」と聞いてイメージされることが多い目の形です。
下まぶたの位置が低い、下まぶたを支える組織が緩んでいる、眼球が前方へ出て見えるなどの状態で目立ちやすくなります。
視線を上げたときにも下側の白目が見えるため、確認するときは顔と視線を正面に向けることが大切です。

三白眼について調べると、「性格がきつい」「怖い」「運勢が悪い」といった人相や性格に関する情報を目にすることがあります。
しかし、目の形から性格、健康状態、将来を判断できるという医学的根拠はありません。
三白眼は、あくまで白目と黒目、まぶたの位置関係による見た目の特徴です。目力がある、クール、ミステリアス、個性的など、魅力として受け取られることもあります。
同じ程度の三白眼でも、眉の形、二重幅、目尻の角度、涙袋、お顔全体のバランス、表情によって印象は異なります。「三白眼だから悪い印象になる」と一律に考える必要はありません。

三白眼の見え方には、生まれつきの目の形から、加齢や病気、手術後の変化まで、さまざまな要因が関係します。
生まれつき黒目に対して目の縦幅が広い場合や、上まぶたまたは下まぶたの位置によって、三白眼に見えることがあります。
また、眼球を支える骨格や頬の高さなども下まぶたの位置に影響します。幼い頃から左右ほぼ同じ見え方で、症状がない場合は、その方が持つ目もとの特徴である可能性があります。
眼球が前方へ出ていると、まぶたが眼球の表面を覆いにくくなり、上下の白目が見えやすくなる場合があります。
骨格による個人差のほか、目の奥の組織に変化が起きて眼球が前方へ押し出されるケースもあります。急に目が出て見えるようになった場合は、見た目だけで判断せず、眼科へ相談してください。
年齢を重ねると、下まぶたを支える皮膚や筋肉、靭帯などが緩み、下まぶたの位置が下がることがあります。
黒目の下に白目が見えるだけでなく、目が乾く、涙が出やすい、下まぶたが眼球から離れて見えるといった症状を伴うこともあります。
目の周囲のけがや傷痕、下まぶたの手術後に生じた組織の拘縮(こうしゅく)などによって、まぶたが引っ張られ、白目が見える場合があります。
特に、手術後から下まぶたの位置が変化した、目が閉じにくい、乾燥や異物感が続くという場合は、施術を受けた医療機関または眼科へ相談しましょう。
甲状腺眼症では、目の周囲の筋肉や組織に炎症・腫れが生じ、眼球が前方へ出て見えたり、まぶたが引き上がったりすることがあります。
三白眼のような見え方に加えて、目の乾燥、腫れ、圧迫感、複視(物が二重に見える)、目を動かしたときの痛みなどがある場合は、美容医療よりも先に眼科での診察が必要です。
視線を上に向けると黒目の下、下に向けると黒目の上に白目が見えやすくなります。
顔の角度やカメラの高さによって、写真だけ三白眼が強く見えることもあります。
鏡や写真で確認するときは、顔を傾けず、目線と同じ高さから正面を見るようにしましょう。

三白眼が生まれつきの特徴なのか、最近生じた変化なのかを確認するため、次のポイントをチェックしてみましょう。
幼い頃から見え方が変わらず、目の症状がない場合は、生まれつきの目の形である可能性があります。
一方、急な変化、強い左右差、痛み、赤み、複視、視力の変化などがある場合は、早めに眼科を受診してください。

三白眼の見え方が病気やまぶたの機能異常によって生じている場合は、原因への治療が優先されます。特に急な視力低下や強い目の痛みがある場合は、速やかに医療機関へ相談してください。

メイクによって目もとの印象をやわらげたり、視線を分散させたりすることはできます。しかし、まぶたや眼球の位置をセルフケアで変えることは困難です。
下三白眼が気になる場合は、上まぶただけを濃く囲むより、下まぶたにも淡いアイシャドウを入れ、上下のバランスを整える方法があります。
目尻を強くつり上げるラインを避ける、涙袋を自然に見せる、黒目の真上や真下へポイントを置くなど、なりたい印象に合わせて調整しましょう。
着色直径のあるコンタクトレンズによって、黒目と白目の見える比率を一時的に変える方法もあります。
ただし、目に合わないレンズや不適切な使用は、乾燥や角膜トラブルにつながる可能性があります。眼科で検査を受け、使用時間や交換期限、洗浄方法を守ることが大切です。
まぶたを強く引っ張るマッサージや、目を大きく見開く動作を繰り返しても、三白眼の根本的な変化は期待できません。
目の周囲は皮膚が薄くデリケートです。
摩擦による刺激や乾燥を避け、違和感があるときは無理にセルフケアを続けないようにしましょう。

三白眼の見え方を医療で整える場合、重要なのは「白目が見える」という結果だけでなく、上まぶた・下まぶた・目尻・眼球・目の下のボリュームなど、どの部分が見え方に影響しているのかを確認することです。
ジョウクリニックでは、三白眼の状態や目指す印象に応じて、次のような施術を検討します。
三白眼の種類や原因によっては、白目の見える範囲を広げてしまう施術もあるため、慎重な適応判断が必要です。
上まぶたが下がり、黒目が大きく隠れている場合は、二重手術や眼瞼下垂手術によって、上まぶたの開き方を調整する方法があります。
ジョウクリニックの眼瞼下垂手術には、挙筋短縮埋没法、鍵穴式の挙筋短縮部分切開法、挙筋短縮全切開法があります。
まぶたの下がり方や目の開きにくさに合わせて術式を選択します。
ただし、眼瞼下垂手術は、下がった上まぶたを引き上げるための治療です。
上まぶたの位置がすでに高く、黒目の上に白目が見えている上三白眼では、目の開きを強くすると白目がさらに目立つ可能性があります。
そのため、三白眼だけを見て眼瞼下垂手術を選ぶのではなく、黒目の露出量や目の閉じやすさまで確認し、適切な開き具合を判断する必要があります。
目尻靭帯移動術は、目尻の高さを決める靭帯の位置を移動し、目尻の角度や目もとの印象を調整する施術です。
目尻を上方向または下方向へ移動することで、つり目・たれ目の印象や左右差を整えます。三白眼が気になる場合は、黒目の上下だけでなく、目尻側の白目の見え方や角度まで含めてデザインします。
ただし、目尻を下方向へ移動すると、目尻側の白目が広く見える可能性があります。
下三白眼を目立ちにくくしたい場合は、白目の露出が強くならないよう調整することが大切です。
目尻切開法は、目尻を切開して、目の横幅を広げる施術です。
目の縦幅に対して横幅が短く見える場合は、横方向のバランスを整えることで、三白眼の印象を相対的に変えられる可能性があります。
一方、目尻切開法は、目尻側に隠れている白目を露出させる施術でもあります。
黒目の上下に見える白目そのものを減らす治療ではないため、三白眼の状態によっては白目の印象が強くなる可能性があります。
切開できる範囲にも個人差があるため、目尻側の結膜や白目の状態を確認したうえで適応を判断します。
グラマラスラインは、下まぶたの中央から目尻にかけて下方向へ調整し、たれ目の印象を作る施術です。
つり目をやわらかい印象にしたい場合や、目の縦幅を広げたい場合に検討されますが、下三白眼では黒目の下に見える白目の範囲が広がる可能性があります。
「三白眼を目立ちにくくしたい」という希望と、「たれ目にして目を大きく見せたい」という希望では、適したデザインが異なります。
グラマラスラインを検討する場合は、どちらを優先したいのかを医師と共有することが大切です。
目の下や頬のボリューム不足が目もとの印象に関係している場合は、涙袋形成術や目の下の注入治療を検討することがあります。
ジョウクリニックでは、ヒアルロン酸やナノファットによる涙袋形成術のほか、目の下へのヒアルロン酸注入、脂肪注入・ナノファットなどを取り扱っています。
涙袋や目の下のボリュームを補うことで、下まぶた周辺の立体感を整え、白目だけに視線が集まりにくい目もとを目指します。
ただし、注入治療はまぶたの位置を直接引き上げる治療ではありません。
また、腫れ、内出血、凹凸、左右差、血流障害などが生じる可能性があるため、注入する位置や量を慎重に判断します。
二重手術、眼瞼下垂手術、目尻切開法、目尻靭帯移動術、グラマラスラインなどは、それぞれ目の開き方や形を調整する施術ですが、三白眼を目立ちにくくするための治療と同じではありません。
下まぶたを下げるデザインでは、黒目の下に見える白目の範囲が広がる可能性があります。
反対に、眼瞼下垂手術などで上まぶたを過度に引き上げると、黒目の上側の白目が目立つことがあります。
目を単純に大きくするのではなく、黒目と白目の比率、上まぶたと下まぶたの位置、目尻の角度、左右差、お顔全体のバランスを確認しながら、施術方法とデザインを検討することが大切です。

三白眼の見え方だけでなく、症状の有無や変化の時期、希望する印象まで医師と共有することが大切です。

三白眼の見え方が気になる場合も、白目の範囲だけを見て治療を決めることはできません。
ジョウクリニックでは、上まぶた・下まぶたの位置、二重幅、目頭・目尻の形、左右差、骨格、お顔全体のバランスを確認し、患者様お一人おひとりのご希望を伺いながら治療方法を検討します。
目の痛みや視力の変化、急な眼球突出など、病気が疑われる症状がある場合は、先に眼科など適切な診療科での検査を受けることが大切です。
目もとの施術については、目もとの印象を変える施術メニューもご覧ください。

白目の見える範囲には個人差があり、生まれつき黒目の下や上に白目が見える方もいます。
そのため、三白眼だから異常、珍しいと一概に判断することはできません。
三白眼は見た目を表す呼び方で、それ自体が正式な病名ではありません。
ただし、急に白目が目立つようになった場合や、目の突出、痛み、乾燥、複視、視力の変化などがある場合は、甲状腺眼症やまぶたの位置異常などが関係している可能性もあるため、眼科へご相談ください。
メイクやカラーコンタクトレンズによって印象を調整することはできますが、まぶたや眼球の位置をセルフケアで変えることは困難です。
強いマッサージや自己流のトレーニングは避けましょう。
一概にはいえません。グラマラスラインは下まぶたを下方向へ調整する施術のため、下三白眼では黒目の下の白目がより見えやすくなる可能性があります。
三白眼を目立ちにくくしたいのか、たれ目の印象を作りたいのかによって、適したデザインは異なります。
施術前に希望の優先順位を医師と共有してください。
目の開き方やまぶたの位置、組織のゆるみには左右差があるため、必ずしも左右同じ調整になるとは限りません。
診察で左右それぞれの状態を確認したうえで、治療方法を検討します。

三白眼とは、正面を見たときに、黒目の左右に加えて、上または下にも白目が見える目の形です。
黒目の上側に白目が見える「上三白眼」と、下側に見える「下三白眼」があり、生まれつきのまぶたや骨格のバランス、眼球の位置、加齢、傷痕、過去の手術、病気など、さまざまな要因が関係します。
三白眼は、その方らしい印象的な目もとの一つです。
三白眼から性格や健康状態を判断できるという医学的根拠はありません。
一方、最近になって白目が目立つようになった、左右差が強くなった、目が乾く、閉じにくい、痛みや複視、視力の変化があるという場合は、まず眼科へ相談しましょう。
美容医療を検討するときは、単に目を大きくするのではなく、上まぶたと下まぶたの位置、黒目と白目の比率、目尻の角度、お顔全体とのバランスを確認することが大切です。
「希望する目の形には、どの施術が合う?」
と気になる方は、カウンセリングでご相談ください。
徳島大学卒業後、大手美容外科に入職。大手美容外科で院長を歴任した後、2003年にジョウクリニックを開業。銀座・大阪をはじめ全国5院展開中。
鼻整形や豊胸、脂肪吸引などの美容外科手術をはじめとする、幅広い治療を担当。他院ドクターへの技術指導やセミナーの開催実績も。
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