暑く感じる日が多くなり、お出掛けやイベントには良い季節となりました。
注意したいのは紫外線!シミやシワの原因として知られる紫外線ですが、そもそもなぜ肌にこのような影響を与えるのでしょうか。
肌の仕組みについて知ろう!
肌は、ふだん私たちが触れている外側から順に、「表皮」、「真皮」、「皮下組織」の層状の構造をしています。
表皮
皮膚のいちばん外側にある部分です。厚さは、わずか0.2mm以下ですが、外からの異物の侵入と体内からの水分の蒸発を防いでいます。
真皮
皮膚の本体。弾力のあるタンパク質線維と保水力にすぐれたゼリー状の成分からできています。乳頭層にある血管ループは、表皮に栄養素と酸素を運ぶ重要なルートです。
皮下組織
体温を維持したり、エネルギーを貯蓄したりするところです。新しい細胞と古くなった細胞が入れ替わる新陳代謝が絶えず行なわれています。健康な肌なら約28日周期でこの新陳代謝が繰り返されています。
紫外線とは?
紫外線は太陽光の一つです。太陽の光には、目に見える光(可視光線)と、目に見えない赤外線、紫外線とがあります。
紫外線はその中で最も波長の短い光で、波長によってUV-A、UV-B、UV-Cにわかれますが、実際に地表に届くのはそのうちUV-AとUV-Bです。
UV-Aの肌への影響
UV-Aは肌に急激な障害を与える作用は弱いですが、窓なども通り抜けるため、特に外で日に当たっていなくても日常的に影響を受けてしまいます。このようなことから「生活紫外線」などとも呼ばれています。
さらに、UV-Bに比べて光エネルギーは小さいのですが、真皮にまで影響を与えてしまうので油断は禁物です。
真皮には肌のハリに関係するコラーゲンがあるので、UV-Aの蓄積によってシワやたるみ、シミの原因にもなってしまいます。
UV-Bの肌への影響
UV-Bは太陽から届く紫外線の約1割なので量は少ないですが、肌への作用が強いため、短時間でも肌が赤くなるサンバーン(日やけによる炎症反応)や、数日後に肌が黒くなるサンタン(色素沈着反応)を引き起こす作用があります。
UV-Bが表皮にある角化細胞を傷つけると、ターンオーバーが乱れて皮膚の乾燥やそれに伴うシワを引き起こします。
紫外線による色素沈着
紫外線の刺激により、メラノサイト(メラニン色素産生細胞)へ指令が届き、メラニン色素が生成されるメラニン色素はメラノサイトから表皮の細胞に受け渡されてまわりの皮膚へと広がり、紫外線を吸収して肌を守ります。
しかし、強い紫外線を浴びるとメラニン色素が過剰に生成され、しみやソバカスの原因となってしまいます。
紫外線対策は、夏と晴れた日だけでは甘い!
季節による紫外線量
紫外線の強さは6月から8月がもっとも強いです。急に紫外線が増える5月も要注意な季節ですね。
紫外線は窓ガラス越しでも入ります。室内でもどんな場所にいても紫外線への意識が重要です。
天候による紫外線量
曇っていても安心はできません!紫外線は、目に見えないだけでも晴れた日の約60%が地表に到達しています。
晴れでも曇りでも、紫外線対策を1年中行うこと。短時間の外出も油断は禁物です。
- 日焼け止めの使い分け
- UV防止グッズの使用
- ビタミンCの摂取
当院の紫外線対策サプリメント
U・Vlock(1粒で24時間 飲むUVケア)
紫外線対策は『塗る』から『飲む』時代になりました!
シトラス果実及びローズマリー葉エキス末等をブレンドしたUVケア成分配合。
強力な抗酸化で紫外線と光老化をシャットアウトします。植物成分由来の為、安心・安全!小学生から服用可能です。
当院の効果的な治療
PICOトーニング
レーザーを用いて、紫外線の影響など肌トラブルの症状を改善します。美白内服薬やハイドロキノン塗布薬、イオン導入との併用がより効果的です。
PICOレーザー
しみ、そばかす、黒子、母班等の症状を改善させる治療です。弱い出力でも衝撃波でメラニン色素を破壊するため周囲の細胞が傷つきにくく、狙ったメラニン色素のみを破壊することができます。
フォトRFオーロラ
光エネルギー(IPL)と高周波エネルギー(RF)を組み合わせたダブル効果により、シミ・美白効果・赤ら顔の改善が期待できます。
ダーマペン
髪の毛より細い針で、皮膚表面に微細な穴を開けることで、肌の再生能力を活性化させ、傷を治療することで成長因子が分泌されます。凹凸のない滑らかな肌に導きます。
ハイドラフェイシャル
紫外線によるくすみの改善やホワイトニング、またオイリー肌やニキビ肌の改善効果もあります。
ハイドラフェイシャルの保湿によって肌の潤いが戻ってくると、脂ぎった印象があるのに内部はカサカサに乾いているインナードライ肌も解消しやすくなります。
※当院では多数ピーリング治療もご用意がございます。レーザー治療と併用することでワンランク上のお肌に…(^^)
その他のおすすめ治療
組み合わせた治療でキレイな肌へ
- ストロボフェイシャル(ストロボスキン)…ハイドラフェイシャルとマッサージピールを組み合わせたピーリング
- ヴェルベットスキン…「ダーマペン×マッサージピール」の最新コンビネーション治療
肌に直接ダイレクトに美白・美肌成分注入
- フィロルガ注射…53種の美容成分でできた「NCTF135HA+」で、皮膚を奥底から元気にする注射
- 美白・美肌点滴…若々しく、みずみずしい肌を保つ治療法
- 高濃度ビタミンC…肌のハリ、つやの改善、美白を目的として治療
- 高濃度リジュラン注射…肌そのものを若返らせる肌再生注射
まとめ
このように、紫外線は私たちの肌にさまざまな影響をもたらします。
時に紫外線は治療などにも使用されますので、決して悪い面ばかりとはいえません。
しかしながら、実際に人体に与える影響を考えると、しっかりとした対策が必要であることは否めません。
特に、日焼けをすると黒くならず赤くなりやすい人は注意してください。
このタイプの人は、紫外線の影響を吸収するメラニンの量が少ないからです。
とはいえ、これに該当しない人も紫外線の影響を受けないわけではありません。
日焼け止めをこまめに塗る、帽子や日傘、サングラスなどを使う、衣服などで肌の露出箇所を減らす、紫外線が多い日中の外出を避けるなど、日々の紫外線対策を心がけましょう!
