毛周期って、いったいなに?

毛周期って、いったいなに?
公開日:2021/06/21更新日:2023/07/06

毛が生まれてから抜けるまでのサイクルを「毛周期」といい、「成長期」「退行期」「休止期」の3つに分けられます。
実はムダ毛処理のときに肌の表面に見えている状態の毛は、「成長期後期」「退行期」の毛で、皮膚の下には今後成長する毛が控えている状態です。
だから1回の脱毛処理では脱毛しきれず再発するので、毛周期に合わせて数度に分けて医療レーザーを照射する必要があります。
永久脱毛に、時間がかかるのはそうした理由があるからです。

毛周期

毛周期に合わせ、間隔を開けて施術しないと、肌の奥に潜んでいるムダ毛が再発します。

 

毛周期とは

肌の表面に出ているムダ毛はほんの一部です

先ほどお話ししたように、ムダ毛を抜いてもそれが成長期や退行期の場合には、皮膚の下でスタンバイしていた新毛がすぐに生えてきます。
表皮上に出ている毛は、全体のわずか3分の1といわれていて、母細胞が分裂を始めると、皮膚の下で新しいムダ毛が伸び始めます。
医療レーザー脱毛は、照射パワーが強いので、毛周期に合わせてたった5回の施術で終了します。
(発毛は個人差があり、5回以上必要な患者様もいらっしゃいます)

 

肌の表面に出ているムダ毛はほんの一部

 

部位によってムダ毛が生えるサイクルは違います

ムダ毛が生えるサイクル

実は、身体の部位ごとで、毛周期の長さが違います。
例えば、脇は毛周期が2ヶ月~3ヶ月で成長期の毛の割合は30%ほどですが、腕になると毛周期が3ヵ月~4ヵ月で成長期の毛の割合は20%ほど。
全身脱毛を行っても、次の日には毛が生えてくる部位もあれば、毛がしばらく伸びてこない部位もあります。
ジョウクリニックの医療レーザー脱毛では、毛周期に合わせて約2ヵ月の間隔を空けて、5回をめどに終了するようにしています。

頻繁に照射しても効果は低く肌には負担

 

頻繁に照射しても効果は低く肌には負担です

カウンセリング風景

毛乳頭にダメージを与えたり破壊することで、毛を生えないようにするのが、医療レーザー脱毛の基本です。
効果をあげたくて毛周期を無視して頻繁にクリニックに通っても、脱毛効果は上がらず肌への負担が増えてしまいます。
退行期の毛に医療レーザーを照射しても、毛乳頭に熱が伝わらないので破壊することができません。
もちろん毛がない休止期にも、いくら医療レーザーを当てても、肌に負担を与えるだけです。

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記事の監修医師

重本譲総院長

重本 譲

JOE SHIGEMOTO

ジョウクリニック 総院長 / 医療法人聖美会 理事長

総院長のプロフィール

徳島大学卒業後、大手美容外科に入職。大手美容外科で院長を歴任した後、2003年にジョウクリニックを開業。銀座・大阪をはじめ全国5院展開中。
鼻整形や豊胸、脂肪吸引などの美容外科手術をはじめとする、幅広い治療を担当。豊富な症例数と他院ドクターへの技術指導、セミナーの開催実績が裏付ける国内随一の技術の持ち主。

認定医資格
豊胸認定医/金の糸美容法認定医/サーマクール認定医/ミラクルリフト認定医
所属学会
日本美容外科学会正会員/日本美容外科医師会正会員/2013年アジア国際美容外科学会正会員
この記事は2021/06/21に公開された記事です。
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