「子供のころはなかったのに、気付いたらこんなところにホクロができてる!」
「もともとあったホクロ、いつの間にか大きくなってる!」
自分でも気づかないうちにホクロが増えていたり大きくなっていたり…。
そんな経験ありませんか?
そもそもホクロって一体何なのか、どうしてできるのか、取りたいホクロがあるけれどどうしたらよいのか。
そんな疑問を徹底解説致します。
ホクロって何?
メラニン色素を含む細胞が、皮膚の一部に周囲より高い密度で集まってできたものをホクロといいます。
ホクロはなぜできるの?
ホクロができる一番の原因は、紫外線だといわれています。
紫外線を浴びるとメラノサイトが刺激され、メラニンが作られます。
このメラニンの量が非常に多かったり、作られたメラニンの排出が十分に行われなかったりすると、ホクロになることがあります。
紫外線対策をしていても、女性の中にはホクロができやすい方がいます。
そのような方は女性ホルモンが影響している可能性があります。
女性ホルモンの一つであるプロゲステロンが多く分泌されると、メラニンも多く作られるようになります。
特に生理前や妊娠、出産時はプロゲステロンの分泌が活発になり、メラニンが作られ、ホクロができてしまいます。
女性ホルモンのバランスを取り戻すためにも、心身を休めることを心がけましょう。
メイクやスキンケアのときに強い刺激を受けると、メラノサイトがメラニンを作りやすくなり、ホクロができることがあります。
そのため、メイクやスキンケアのときは、肌に刺激を与えないように、優しくお手入れをしましょう。
生活習慣や食生活が乱れると、新陳代謝やホルモンバランスの乱れにつながります。
睡眠不足、偏った食生活、過度のストレスを受けた生活を続けていると、ホクロができやすくなることはもちろん、しわやくすみもできやすくなります。
栄養バランスの整った食事をとって、夜ふかしはせず、ストレスを溜めないようにすることが大切です。
ホクロの種類と特徴
生まれつきからあるもの、子どものときに出てくるもの、大人になってから出てくるものがあります。
茶色や黒色、盛り上がっていたりなかったりと、色や形状も様々で、顔・腕や足・頭など皮膚のあらゆる場所にできます。
深さも様々で、表皮と真皮の境目部分だけにできるホクロや、より深い真皮の中だけにできるホクロ、その両方にできるホクロもあります。
他に特殊なホクロとして、小さめの母斑の周辺部に丸くて白い白斑ができる「サットン母斑」、普通のホクロより青色が強くわずかに盛り上がっていることが多い「青色母斑」などがあります。
また、見た目がホクロとよく似ている「悪性黒色腫(メラノーマ)」は、皮膚がんの一種で悪性の腫瘍ですので注意が必要です。
ホクロの治療方法
当院では、3種類の治療方法があります。
①ジョウクリ式高周波焼灼術(電気メス切除)
電気メスの熱を用いて短時間で綺麗にホクロを除去することができる施術です。
施術後、除去した部位には少しくぼみができますが、徐々に皮膚が再生することで、平らに戻ります。
一時的にかさぶたが形成されることがありますが、皮膚の代謝により一週間程度で剥がれ落ちます。
②炭酸ガスレーザー焼灼術(CO2レーザー)
レーザーを照射すると皮膚細胞に含まれている水分が反応し、その際に発生する熱エネルギーで水分が蒸散し皮膚が削られ、ホクロが除去されます。
③切除法(皮膚切除)
ホクロをメスで切除したあとで皮膚を縫い合わせ、傷を完全に閉じます。
術後は患部に突っ張り感がありますが、次第に消失します。
どの治療も局所麻酔を施しますので、治療中の痛みはほとんどありません。
治療もあっという間に終わってしまうので、悩んでいる方はぜひ一度ご相談にお越しください。
ホクロに合わせた治療方法をご提案いたしますのでご安心くださいね。
治療後に注意すること
治療から1週間は、傷部分にはテープを貼ってお過ごしいただきます。
患部以外のお化粧は施術当日からできますが、傷が治ってからも赤みや刺激が生じていないか様子を見ながらお化粧を行いましょう。
なお、色素沈着が起こりやすくなっています。
傷部分にはテープを貼る、日焼け止めクリームを塗るなど、紫外線対策には十分な注意が必要です。
まとめ
- ホクロとは、メラニン色素を含む細胞が密集しているもののこと
- ホクロのできる一番の原因は紫外線。
その他に女性ホルモン・肌への刺激・生活習慣や食生活などが挙げられる。 - ホクロには色や形状など様々な種類があり、
子どものときに出てくるもの、大人になって出てくるものがある - 通常のホクロは良性だが、ホクロとよく似た悪性黒色腫(メラノーマ)もあるので注意が必要
- 色素沈着を防ぐためにも、紫外線対策をしっかりと行うことが大事
詳しく知りたい方、少しでも気になった方は是非カウンセリングへお越しください!
