肌のハリ、小じわ、毛穴、ニキビ跡…なかなか改善されずお悩みの方が多くいらっしゃると思います。
本日ご紹介する「ダーマローラー」と「ダーマペン」というお肌の治療器で改善できます。
自宅でもセルフケアできる製品も登場していますが、美容クリニックではより効果の得られる施術を受けることができます。
今回は実際に美容クリニックで施術を受けられる2つの治療法の内容や効果を比較していきます。
そもそもなぜ肌トラブルが起こるのか?
乾燥や紫外線、加齢、生活習慣、睡眠不足やストレスといったことが原因と考えられます。
- 肌のハリ…失われる最大の原因は加齢と紫外線ダメージ
- 小じわ…角質の乾燥による保水力の低下
- 毛穴…肌の乾燥、過剰な皮脂分泌、紫外線、食生活、加齢、ストレス
- ニキビ跡…過剰な皮脂分泌、ホルモンバランスの乱れ
(過剰な皮脂分泌は、睡眠不足やストレス、暴飲暴食などが原因)
ダーマローラーとは
ダーマローラーとは、ハリや小じわ、ニキビ跡を改善する治療器です。
医療用ステンレス製のとても細い無数の針が200本ほどついたローラーで肌の上を転がし微細な穴をあけ、その傷穴が治癒しようとしてコラーゲンを増殖させる成長因子が分泌されます。
術後3~4週間かけて徐々に肌のハリに欠かせないエラスチンやコラーゲンを生成していき、ハリや弾力が高められていきます。
つまり、ダーマローラーは、人間が本来持っている自然治癒力を引き出す治療法といえます。
ダーマペンとは
ダーマペンも、ダーマローラーと同様にとても細い針でお肌に微細な穴を形成し、お肌の再生を促す治療法です。
ただし、形状に違いがあり、ダーマローラーのようなローラーはついていません。
ダーマペンはその名の通りペンのような形をしています。
(ダーマペンは、肌に対してスタンプのように穴をあけていくので、ダーマスタンプとも呼ばれています。)
ペン先には10本以上の超極細の針がついていて、それで皮膚に垂直に穴をあけて刺激します。
針の長さは施術する部位などに合わせて深さを調整できます。
たとえば、目元などは皮膚が浅いので浅い針を刺します。
また、頬などは皮膚が厚いので針を深く刺します。
長い針を用いると、皮膚表面の表皮よりもさらに深い場所にある、真皮層にも穴をあけることができます。
ダーマペンで皮膚に穴をあけて傷をつけると、ダーマローラーと同じようにそれを修復させるために成長因子が分泌され、コラーゲンやエラスチンが増殖して皮膚への再生へと繋がります。
肌を生まれ変わらせることで、シワやしみ、毛穴の開き、ニキビ跡など様々な美肌効果を得ることができます。
ダーマローラーとダーマペンの比較
ダーマローラーとダーマペン、どちらも針で肌に傷をつけて自然治癒力を引き出す治療法ですが、違いはどこにあるのでしょうか。
ダーマローラー | ダーマペン |
---|---|
シワやたるみ以外にも、ニキビ跡、毛穴の開き、 妊娠線、セルライトなど様々な症状の改善に有効 |
ニキビ跡の凹凸(クレータータイプ◎) 毛穴の開き、肌のハリ、小じわ |
場合によっては針が斜めに刺さる →針の穴が大きくなったり、他の皮膚を傷つけたりし 赤みや出血のリスクが伴いダウンタイムが長引く可能性がある |
針が垂直に刺さる →針の穴がとても小さく、短時間でふさがる。 ダウンタイムは短縮できる |
余計な傷ができてしまうリスクが高い | 余計な傷ができてしまうリスクは低い |
針の長さが調整できない | 針の長さが調整できる →皮膚の浅い部分と厚みのある部分との使い分けが可能 |
小鼻などの細かいところに穴をあけにくい | 針をピンポイントに高密度で刺せる |
広範囲の場合、短時間でできる | 広範囲の場合、時間がかかる |
おすすめは「ダーマペン4」
この2つを比較するのであればダーマペンの方がおすすめです。
その理由のまとめとして、
- 皮膚の損傷をできるだけ小さくしているので、痛みや出血が少ない
- 肌の負担を最小限に抑えられる
- 針が垂直に刺さるので、皮膚の組織を貫通しやすい
- 極細の針を使用するため、ダウンタイムがほとんどない
当院では「ダーマペン4」という医療機器を導入!
従来のものより治療効果がアップし、治療時間も短縮しました。
ダーマペン4 施術の流れと注意点
施術当日の流れ
①カウンセリング
②洗顔
③ご希望によって注入部位に麻酔クリームを塗布
④ダーマペン4施術
⑤アフターケア
⑥終了
※回数を重ねるごとにハリや弾力がでてきます。継続して行うのがおすすめです。
注意事項
・翌日〜数日ほど赤み、内出血が出る可能性がある
・当日はシャワーのみ(治療部位への強い刺激を控える)
・メイクや基礎化粧品は翌日から使用可能
・術後の紫外線対策(日光に当たらないように気を付ける)
・当日は飲酒NG
ダーマペンを受けられない方
このように肌への負担が少なく肌の改善ができるダーマペンですが、以下の方は治療を受けられません。
- 酒さ/重度のニキビ/単純性ヘルペス/いぼ/皮膚硬毛化/日光角化症/皮膚がん/血統病 etc.
- 妊娠中の方、金属アレルギーの方
おわりに
セルフケアに努めていても思うように改善しないときには、美容クリニックなどで相談すると解決の糸口が見えてくるかもしれません。
お肌悩みが長引いている方やダーマペン4が気になる方は、是非カウンセリングへお越しください!
