重本 譲
JOE SHIGEMOTO
ジョウクリニック 総院長 / 医療法人聖美会 理事長
総院長のプロフィールお肌のお悩みNo.1!シワ・たるみについてです。
自分の力だけでは中々解決できず、シワやたるみは顔の印象を悪くしてしまう事もあります。
今回は皆様からの「なんでシワやたるみが出来るの?」などといった様々な疑問にお答えしていきます!
意外と知らない方も多い予防法や、治療方法についてもお話しいたします。
個人差はありますが年齢とともに肌は衰え、みずみずしさを失い始めます。
昔から「25歳はお肌の曲がり角」といわれていますが、実際には成長期を過ぎた後、つまり10代後半から肌の老化は始まっているともいわれています。
実際の年齢とは別に、見かけの年齢を表す「肌年齢」という言葉を聞いたことがあるかと思いますが、若いうちならこの2つにあまり差はありません。
しかし年をとるにしたがって、この差は次第に広がります。同じ年齢でも若く見える人と老けて見える人の差がはっきりしてくるのです。
たしかに、40代なのにシワがほとんどなく肌がつやつやしている人もいれば、20代でも肌にハリがなく老けて見える人もいますよね。この差はいったいなぜでししょう?
老化のメカニズムを知るために、まずは皮膚の構造を理解しましょう。 人間の皮膚は大きく分けて「表皮」「真皮」「皮下組織」の3つの層に分かれます。
皮膚の一番外側にあり、皮膚の内部を守っています。厚さは平均0.1mm。表皮はさらに「角質層」「顆粒層」「有棘層」「基底層」の4層から成っています。ふつう「肌」というと一番外側の角質層を指すことが多いです。
肌に弾力・ハリがあるかどうかはこの真皮の状態によります。いわば、肌の心臓部です。
体温を維持したり、エネルギーを貯蓄したりするところです。肌にはターンオーバーという「生まれ変わる力」があります。
まず表皮の基底層で新しい細胞が作られると、それが皮膚表面に向かって少しずつ変化しながら押し上げられ、最後にはフケや垢となってはがれ落ちます。
こうして、新しい細胞と古くなった細胞が入れ替わる新陳代謝が絶えず行なわれています。健康な肌なら約28日周期でこの新陳代謝が繰り返されています。
しかし、年齢とともに新陳代謝は鈍くなり、周期も長くなります。さらに紫外線・乾燥・ストレスなどさまざまな要因によっても周期は崩れ、うまい具合に新しい皮膚が再生されなくなるのです。
あなたの肌年齢はどのくらいでしょうか?次の項目のうち、あてはまるものが多いほど、肌の老化が進んでいるといえます。
これを踏まえた上で、シワやたるみについても詳しくお話しいたします。
シワとは、皮膚の表面にできる細い筋目の事で、加齢と共にお肌も老化し、徐々に深く目立つようになります。
その他にも、角質層の水分不足や弾力不足により、皮膚が元に戻らなくなる事によって出来てしまうのが、シワになります。
シワには大きく分けると「表皮性」と「真皮性」のふたつに分かれます。
ターンオーバー(新陳代謝)の低下や水分不足によってできる浅いシワの事をいいます。
皮膚の奥でハリを保つ働きをするコラーゲンの減少によってできる深いシワのこと。
また、筋肉の衰えによって生じる「たるみ」も同じく老化による減少なので、シワとたるみは同じ種類と考えて対策をすることが大切です。
シワの原因は、さまざま。以下の5つの主な要因があります。
このように、乾燥、紫外線、加齢による表皮や真皮の変化によって肌にシワが刻まれてしまうのです。
シワの発生には、さまざまな要因がありますが最大の要因は『紫外線』によるものとされています。
紫外線がお肌に必要なコラーゲンを破壊し、シワ・たるみの原因を作り出してしまいます。
普段から紫外線対策や水分不足によるお肌の乾燥を防ぐ事が大切です。
一般的に塗る日焼け止めは2~3時間おきに塗りなおした方がいいとされています。
ですが外出時などこまめに塗り直したりメイクの上から重ねて塗るのはなかなか大変ですよね…。
しわには、「乾燥ジワ」「紫外線ジワ」「表情ジワ」の3つに大きく分けられます。
加齢とともに保水力や潤いが低下し、お肌が乾燥して細かいシワが目立ち始めます。
とくに目もとや口まわりは皮膚が薄く、皮脂の分泌量も少ないので、乾燥しやすくシワができやすくなると言われています。アトピー性皮膚炎などの敏感肌の方はお肌で炎症が起こる事によりバリア機能が低下し、お肌の水分が失われ乾燥ジワができやすくなります。
紫外線による肌ダメージでできるシワ。肌のハリを支える真皮において、コラーゲンが減少しエラスチンが劣化することにより、大きなシワになります。
笑ったり、怒ったりした時に、表情筋とよばれる筋肉の収縮(緊張)によって、眉間や目尻、口元、額などに現れるシワの事です。
本来は一時的なものが多いですが、加齢と共に表情を元に戻しても、シワの癖がついたまま消えなくなってしまいます。
シワの種類別の予防法を紹介します。
保湿機能の良い角層を育む
うるおいでハリのある肌をもたらす、日々の保湿ケアが大切です。
特に気になる部分には、 化粧水をたっぷり含ませたコットンマスクを5分程行うと効果的です。
日中の紫外線から肌を守る
紫外線は、シワだけでなく肌の老化の原因でもあります。
紫外線ケアに特化したアイテムを使用し、しっかり紫外線対策をすることで、若々しい肌を保つことができます。
上記の他に大豆イソフラボンやローヤルゼリーを含む食品を摂取するなど、内側からのケアもおすすめです。
また当院でオススメしているのは、塗るだけでは守りきれない紫外線をブロックすることのできる紫外線対策サプリメント「U・Vlock」です。
1粒で24時間作用し、紫外線からお肌を守ります。紫外線対策は早いうちからした方がいいとされています。
興味のある方は、是非一度ご相談ください!
自分ではどうにもできない!!そんなお悩みは当院の美容皮膚科メニューにお任せください!
患者様のお悩みに合わせて様々な治療方法をご提案いたします。
シワやたるみの治療方法には、いくつか種類があります。
浅い表皮性のシワ:ケミカルピーリングやレーザー治療など が効果的
深い真皮性のシワ:ヒアルロン酸注入やボツリヌストキシン注射など が効果的
ケミカルピーリングとは、フルーツ酸などのピーリング剤を使用し、皮膚表面および毛穴部分の角質を剥離させるお肌のトリートメントです。
ニキビ・過剰皮脂・くすみ・小ジワに対して効果があります。
「酸」というと肌を溶かすイメージを抱きがちですが、実際は、代謝の低下している肌に対して、角質と角質の接着をゆるめ、古い角質をはがれやすくする働きがあるのです。
このケミカルピーリング治療に伴う軽度の炎症反応によって表皮再生を促進させ、さらには角化細胞の形状や配列を整え、角質層の構造および機能を改善させる作用が得られ、本来のきめ細やかでハリのある肌の組織構成に戻す効果があります。
グリコール酸
日本で最も一般的に使用されるフルーツ酸で、分子量が小さく(粒子が小さい)浸透性の高い医療機関専用ケミカルピーリング剤です。
乳酸
天然乳酸を主成分とした、分子の大きい医療機関専用ケミカルピーリング剤です。
お肌に刺激が少なく、マイルドなピーリング作用と、保湿・美白作用が特徴です。
サリチル酸
角質を溶かす力のある成分で、角層以外の細胞を傷害せず、炎症も起こらず安全です。
血液中への吸収もなく、全身的な副作用の心配もありません。
上記同様、医療機関専用ケミカルピーリング剤です。
その他にも、当院では様々な種類のピーリングがございます。
マッサージピールとは、イタリア製の特別な薬剤を使ったケミカルピーリングのことです。
シミ、くすみ、肝斑やニキビ痕、色素沈着を改善したい方や美白を目指している方にお勧めです。
また、マッサージピールではコラーゲンの生成促進をもたらしてくれますので、ハリ・ツヤ、小ジワのケアまで可能です。
今までにない画期的なピーリングによるエイジングケアといえます。
また、これまでのピーリング治療とは異なり、剥脱を引き起こさずに、ハリの回復、色素沈着補助、ニキビ改善の促進などが期待できるお肌のエイジングケアとして、世界各国で次々と特許と取得しています。
シワやたるみを改善する方法として、ヒアルロン酸注入があります。
ヒアルロン酸は元々体内にあるもので、保湿性に優れ、肌のハリや弾力を保つ為に必要不可欠な物質です。
ヒアルロン酸を注入すると、元より体内にあるヒアルロン酸と結合してふくらみが生まれます。
このふくらみがシワの充鎮剤となり、へこみを持ち上げる事でシワが改善されます。
当院では、世界的ヒアルロン酸メーカー「アラガン社」の「ジュビダームビスタ」シリーズを中心に、患者様の症状に合わせた製剤を使用しております。
お顔の色々なポイントに注入することによって、トータル的なリフトアッを得意としていますので、お気軽にご相談ください♪
表情ジワの治療には、ボツリヌストキシン注射 がおすすめです。
ボトックスとは、ボツリヌス菌から作られているタンパク質の一種で、筋肉と神経の結合部に作用し、筋肉の働きを弱める治療です。
例えば、額の横ジワ・眉間の縦ジワ・目尻の横ジワ・アゴの筋肉の緊張による梅ぼし状のでこぼこジワにも効果があります!
今回ご紹介した治療法は、大きなダウンタイムや痛み等はございません。
この他にも、ご自分の脂肪を注入する方法など、多数ご用意しております。
あなたもジョウクリニックで美肌を手に入れませんか?お気軽にご相談ください!
徳島大学卒業後、大手美容外科に入職。大手美容外科で院長を歴任した後、2003年にジョウクリニックを開業。銀座・大阪をはじめ全国5院展開中。
鼻整形や豊胸、脂肪吸引などの美容外科手術をはじめとする、幅広い治療を担当。豊富な症例数と他院ドクターへの技術指導、セミナーの開催実績が裏付ける国内随一の技術の持ち主。
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